毛を剃ると濃く太くなるのはホント?

毛を剃ると濃く太くなって生えてくると良くいわれますが、それは本当のなでしょうか?

元々、毛は先にいくほど細くなり、根元に近い部分は太いものですが、毛を剃ると切り口は木の切り株のように丸くなって、根元部分は太いまま毛根自体が残ります。

成長期になって、太いままの毛が伸びて表面に出てくるため、毛自体が太くなったと勘違いするだけなのです。

また、普段外気に晒されて、日光やドライヤーの熱などによって色が抜け落ちた毛を剃ると、内部に隠れていた黒い色素を保ったままの新しい毛が伸びてきます。このため、濃くなったように見えまることも関係しているようです。

すなわち、髪の毛を全部剃り落としたとしても、元々あっただ髪の毛が生えそろうだけでで、実際には濃く太くなるわけではありません。

しかし、毛は肌を外敵から守るために存在するものですから、何度も肌を傷つけるような剃り方をしていると、外敵から守ろうとして毛が濃くなることがあります。
特に、石けんやジェルなど何もつけずに剃る「から剃り」は、肌の負担が大き く、肌を傷つける代表的な方法です。

また、「逆剃り」は毛流れの反対に向かって剃る「逆剃り」は、長めの毛を剃るときにすると、毛が引っ張られるため肌が傷んでしまいます。さらに、一気に剃毛をするための深剃りは、カミソリ刃を肌に押し付けて剃るため肌が傷つきやすくなりますし、同じ場所を何度も剃ると肌へのダメージが大きくなります。

育毛の心得