レーザー治療の特徴

レーザーの光は太陽や電気から出る光と元々は同じものです。

光は生体を構成する蛋白や水に吸収されて熱エネルギーに変わったり、化学反応を起こしたりします。

特に、皮膚ではメラニンやヘモグロビンといった色の素に吸収され熱に変換されますが、この光と生体の反応を利用しているのがレーザーです。

物質には、それぞれ吸収しやすい光の波長・吸収しにくい光の波長があるため、目的に合った波長の光だけを切り取ることで、他の組織に影響を与えることなく効率的に変換された熱で組織を破壊することができます。

この特定の波長を切り取って、しかも組織破壊を起こすくらいに増幅させた光を当てるのがレーザー治療です。

しかし、ただレーザーを当てるだけでは、その熱エネルギーが関係ない周りの組織に広がって、周囲の組織も傷つけてしまいます。

このため、熱が周囲の組織に広がるよりも早くレーザーの照射を終える必要があります。

例えば、シミ取りに使われる「Qスイッチルビーレーザー」は、照射時間が40ナノ秒以下に設計されているため、安全にレーザー照射ができるのです。

ただし、レーザー治療は比較的皮膚に負担をかけるため、治療後に赤味がでたり色素沈着がでたりする場合もあります。

また、日頃から日焼けをしないよう紫外線対策をするとともに、施術後も紫外線対策を怠らないようにしましょう。

肝斑はレーザー照射によって悪化するため、肝斑治療を事前に行っておくことが大切です。治療後に赤味がでたり色素沈着がでたりする場合もあります。

照射回数は、一般的なシミの場合は1~2回、あざの場合は2~5回程度で、所要時間は、受付や施術後の説明などを含めて30分程度で済みます。

施術後は1~2週間のダウンタイムがあります。

レーザー治療を行う美容皮膚科クリニックはコチラ